イランの買付日記。〜ペルシャ絨毯の買付vol.2〜
ペルシャ絨毯買付日記
前回からの続き。バザールの中を進むとこんな感じに。そこには沢山のペルシャ絨毯を扱う会社が小さな店舗を構えています。小さな間口で店舗があるのですが、地下に通路があり、地下は1Fよりもだいぶん広かったりします。
更に進むとこんな感じ。大中さまざまなお店がとにかく沢山あります。それぞれのお店が世界中の顧客を持っていて、日本人と縁のある方々を見つけ、相性の良い方達と縁を結びながらビジネスを進めていきます。20年以上付き合いのある仲介役の絨毯商人のイラン人と一緒に歩くので、観光客用のプライスではなく、ちゃんと商社としてのビジネス商談になります。
産地ごとに得意としているジャンルがあったり、シルクしか扱ってなかったり、ウールであったり、小さなサイズは持ってなかったり、日本人は相手にしてなかったり。と。様々です。
ここのお店は枚数はあまり持っていなくて、すごく小さなお店ですが、私の好きなテイストのペルシャ絨毯が多くあるところです。
これはシルクのペルシャ絨毯。色もデザインも素敵です。
こちらはウール&シルク。イスファハンという産地のペルシャ絨毯です。サイズもデザインも日本人にはピッタリです。いつかはイスファハン産のペルシャ絨毯が欲しいと憧れる1枚です。
どんどん進んで行きます。昔ハマったPCロールプレイングゲームを彷彿とさせますね。ザナドゥ。35年前!リアルザナドゥです。ある意味戦ってます。笑。
歩いていると商談が始まったばかりの状況に出会えたり。見てると楽しいです。商売の基本がそこで行われている感じで。大昔から変わってないんだなーと。
あまり見れない場所です。こちらはデザインをパターンに落とし、1/4パターンを完成させ角にミラーを置いて全体をイメージしている瞬間です。こうやってデザインが完成されていきます。
このパターンを細分化してパーツにし、それを見ながら色を変えて織り上げていきます。
こちらが板のパーツ。沢山あります。
工房で男性の職人が作業している場所です。
それでは、今日の買付日記は、この辺で。
G.E.M代表:伊狩